『くれよん』
(特非)日本空手道不動会 副理事長 塩田匡
私たち大人は、子供たちに何を求めていますか?
私も2児の父親ですが、ただ単に「良い子に育って欲しい!」と、かなり漠然としています。どうすれば、どの様にしたら「良い子」になるのか?本当に考えている大人は少ないでしょう。
良いことは何か?良い子とは何をしたら良い子なのか?大人はそれを応えられません。
今一度、良い子とは何か?大人は考えてください。
『くれよん』
白い紙に黒色で塗ると・・・真っ暗になります。
白色で塗ると・・・白のまま。
赤、青、黄色で塗ると・・・いろいろな表現ができます。
子供たちは白い紙です。
私たち大人は、子供たちに何色を使い、色を塗るか?
その人の自由です。
たくさんの色を使い、鮮やかで丁寧に塗ると、明るくなります。
いい加減に塗ると、たくさんの色をつかっても真っ暗になります。
いろいろな色はすでに私たち大人は持っています。
後は塗り方1つで、子供たちがどの様に育つか決まります。
「ありがとうございます。」が言えない子供は、大人が言えていない証拠です。
挨拶も同じことです。大人の行動が、子供にすべて伝わります。
私たち大人は、 「〜しなさい」とよく言いますが、大人がそれをできているのでしょうか?行動、言葉使いなど、我々大人がもう一度、白い紙を持ち、くれよんで、自分自身を塗り変えるのも、良いかもしれないですね!