日本空手道不動会

【会主御挨拶】2022SF空手道 級位者全国大会開催にあたって 2022/06/10 up

【未来ある級位者の皆様へ】

日本空手道不動会 二代目宗家 平野不動

●やめたいと思ったこと

私は幼い頃から52年間ずっと《空手道》を続けてきました。
そして、今でも《空手道》が大好きです。
 
もちろん、「やめたい!」と思ったことなんて一度も‥‥あります(^_^;)
言っちゃえば、何度もありました(~_~;)
 
でも、《やめたい》と思うことと、実際に《やめる》こととは、まったく別のことだと思っていました。
何故かといえば、《やめたい》と思った時は、《面白くする》ことを自分が怠けていただけで、《空手道》をやめる理由なんて全くなかったからです。
 
●空手道は神様のような存在
そればかりか《空手道》は、いつでもどこでも自分のことを見守りながら問いかけてくれる、まるで神様やお天道様のような存在でした。
 
だからこそ、人生の時々で《やめたい》に出くわしても、それが始点となり、その思いが《学び・思考・行動》へと変化していったことで、《面白い》という終点に結び付いたのだと思います。
そのことは私に、楽しみながらの継続と成長をもたらしてくれたと《空手道》に深く深く感謝しています。
 
●誰かのせいにしても何も変わらない
私は常々こう考えていました。
空手や人生において、「誰かのせいにして、考え方や行動を変えずに逃げたって、結局何も変わらない」
そう思えたのは、「物事が上手くいかない時、人や環境のせいにしても、結果はすべて自分に返ってくるんだ。だから、自分の考え方を成長させながら行動することが大事なんだ。でもな、何をするにも楽しみながらやれよ」と、今は亡き父がいつも愛情を持って真剣に諭してくれたからだと心から感謝しています。
 
●自分の力で運命を切り開く
この大会に参加される級位者の皆様、空手道だけでなく、この先たくさんの《やめたい》に出くわすことがあると思います。
その時、どう学び・考え・行動するかによって《面白い》か《面白くない》かが決まり、その先に続く皆様の《運命》が変わります。
 
どうかこの大会のプロセスや結果を、その後の道場練習や人生の《面白い》に変えていくことで、自分の力で《運命》を切り開いていってください。
皆様のことを心から応援しています。
 
運命とは
偶然の問題ではなく
選択の問題である
 
それは
待ち望むものではなく
成し遂げるものである

 
ウィリアム・ジェニングス・ブライアン