責任
(特非)日本空手道不動会 副理事長 近藤高廣
先日、ネット上のニュースのトピックスでこんなもの見つけました。
「本の借り逃げ、卒業させず」強硬策の大学相次ぐ。
記事を読んでみると、ある大学の卒業生の未返却図書は年間100〜150冊もあるそうです。
しかも、返却の呼びかけをしたにもかかわらず、返してない人がいるという悲惨な状況です。
結局、学校側は未返却となっている本人の身に何か不都合なペナルティーを付けて、返してもらおう、という策を打ちました。
返さなかった人は、「一冊くらい返さなくても・・・」とか「面倒だ」とか、思っているのかもしれません。
(ひょっとしたら、借りているのを忘れてしまっているかもしれませんが。)
しかし、みんながそんなことを思うようになったら、大量の本が図書館からなくなってしまいます。そうなると、学校は新しく本を購入しなくてはならなくなります。
これから社会人になろうという人も多いはず。そんな人が借りたものをしっかりと返せない、自分の責任を果たせていない、とは困ったものです。
最近の企業の不祥事は、このような人たちが社会に出ているからでは、と思えてしまいます。皆さん、自分の責任をしっかりと果たせる大人になりましょう。