日本空手道不動会

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「を」より「に」を

(特非)日本空手道不動会 副会長  江口昌裕


皆さんは、空手以外にも何か習い事や趣味はありますか?


野球を・サッカーを・水泳を・剣道などを習っている人もいるかと思います。それらを習うことにより、その技術を習得し上達することができます。

でも、その技術を普段の生活の中で使う機会はなかなかないですよね。

 例えば、空手「を」習うことにより、習っていない人よりはパンチ・蹴り・組手が多少強くなると思います。

しかし、これらを一般社会に出て使うことはまずありません。

 ところが、空手「に」習ったことは、一般社会で即応用実践できます。『返事・あいさつが出来るようになった』『目上の人に対して礼儀をわきまえられるようになった』『人の痛みが分かるようになった』『我慢強くなった』など他にもいろいろと...。
そしてこれは何も空手だけではなく、先に記した他の習い事などすべてに言えることだと思います。

技(わざ)・技術を上達させることは、もちろんすごいことですし素適なことです。でも、それ以上に「○○を」より「○○に」習うことに意識を持ち何事にも打ち込めたら、それはもっともっと素適なことではないでしょうか。