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【会主御挨拶】第59回SF全日本空手道選手権大会開催にあたって
2021/10/14

日本空手道不動会 二代目宗家 平野不動

4年ぶり“SF空手道の聖地”にて開催
 
昨年コロナ禍で中止を余儀なくされた日本ガイシホールでの「第58回SF全日本空手道選手権大会」でしたが、その後は感染防止対策を講じて「SF愛知ウィメンズ空手道ガバナーカップ2020」や「不動館杯」の開催と、幾つもの経験と改善を積み重ねながら、愛知県庁の厳しくも適切なご指導にも助けられ、このたび満を持して「第59回SF全日本空手道選手権大会」を開催する運びとなりました。
コロナ禍以前は、耐震補強工事で施設利用が不可能だった為に、実に4年ぶりの大会開催となる《日本ガイシホール》は、これまで幾度となく開催を続けてきた我々にとって、まさに“スーパーファイティング空手道の聖地”です。
 
コロナ禍での開催を実現する為に‥
 
しかしながら、コロナ禍での開催を実現するにあたって、感染防止対策の観点から、施設収容人数に制限がある為、苦渋の判断として大会参加資格が緑帯以上となってしまったことにより、出場できなくなってしまった方々には、心よりお詫び申し上げます。
また、大会進行に於いては、コロナ対応として入替制を導入します。これにより、ご面倒を余儀なくされてしまう方々にも深くお詫び申し上げます。
それ以外にも、多くの皆様のご理解やご尽力の上にこの大会が成り立っておりますことに、深く感謝申し上げます。
 
大会テーマ【技を磨け!】
 サブテーマ《誰ガ為ニ闘ウ》
 
大会の為に道場があるんじゃない
その為に道場でたくさん汗を流し
多くの学びを得る為に大会がある
 
[タガタメニタタカウ]
誰のために闘う
誰のために強くなる
誰のために力を蓄える
あきらめるな
いつか来るその時のために
準備は出来ているか
(大会概要より)
 
技を磨いて‥
 
・ある人は、“技を磨いて”成長期にある自分の潜在能力に気付いて《更なる自信》を深めて欲しい。
・またある人は、“技を磨いて”絶頂期にある自分の限界に挑戦して《有終の美》を飾って欲しい。
・そしてある人は、“技を磨いて”加齢とともに衰えていくものを超えて《空手の力》に歓喜して欲しい。
 
技=メンタル+スキル+フィジカル
 
《技》をあえて、❶メンタル❷スキル❸フィジカルの総称だとします。
 
❶“メンタル”がいくら強くても《技術面》や《体力面》がしっかり備わっていなければ始まらない。
❷“スキル”が高くても《精神面》や《体力面》が弱ければ《技術》を最大限に引き出すことはできない。
❸“フィジカル”が強くても《精神面》や《技術面》に自信がなければ《体力》は活かされない。
 
❶《道場訓》をはじめとする道場での教えや学びを生活の中で実践することで《人格》が高まります。そして、その積み重ねが《自信》となり“メンタル”は強化されます。だから、いつも心の中で《道場と生活》を繋げておこう!
❷最大の《集中力》で稽古に挑んで、館長や仲間から試合に役立つ“スキル”をマスターしよう!《技術》は一度覚えると自転車同様なかなか忘れないし、どんどん組手が面白くなって《自信》が湧いてくるので正確に覚えよう!
❸“フィジカル”は、《メンタル》や《スキル》と違って、[筋トレやランニング]などやれば確実に身に付くことを意識しよう!ただし、怠けると必ず衰えるので、日ごろからコツコツ頑張ろう!
 
《誰ガ為ニ闘ウ》 [タガタメニタタカウ]
 
私たちの日常で“闘ウ”ということは数々ありますが、自分や他人の幸せや不幸に繋がる《闘い》は、その一つ一つがとても大切です。
そして、それらの《闘い》には必ずと言っていいほど、《自分との闘い》があります。
 
そういった意味で《自分との闘い》とは、《自分自身の判断》であるともいえます。
 
選手だけではなく、すべての道場生、その家族、そして館長、誰もがみんな闘っています。
一つ一つの《闘い=判断》が生む結果が自分を創り、家族を創り、集団を創り、地域を創り、国を創り、世界を創っていきます。
 
だから【技を磨け!】《誰ガ為ニ闘ウ》とは、突き詰めれば《自分・家族・集団・地域・日本・世界》の未来を良くする為に、どんな《判断》をして生きていくのか‥ということだと思うのです。
 
「たかが空手」と思われるかもしれませんが、どうせやるなら「世の中を良くする空手」を実践しながら学んでいくことで、《誇り》を持って不動会空手道を続けていって欲しいと願っております。
そしてそのことが、道場生やご家族の人生に良い影響を与え続けることができたなら、こんなに嬉しいことはありません。
 
この大会テーマと共に自問自答を繰り返しながら、一つ一つ答えに辿り着くたびに、皆様の世界が良くなることを願っております。
 
いざ‥技を磨け!

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