日本空手道不動会

title
そう、簡単なんです

(特非)日本空手道不動会 特別相談役  江口勝夫


人は『しあわせ』に楽しく生きるために、この世に生まれてきました。しかし、『しあわせ』を感じられないと言う人もいるかもしれません。


実は『しあわせ』になるもの『不幸』になるのも、とっても簡単なんです。

それは、口から発する言葉をどう使うかだけなんです。

『しあわせ』になる人は肯定的(前向きでまっすぐ)な言葉を使い、人を褒めることの出来る人です。

『不幸』になる人は、否定的(他人のせいやいい訳をする)な言葉を使い、人をけなす人です。

例として次の場面(大会が進むに従い出会う場面)を想定してみました。

【場面その1(1回戦敗退)】 

 A「負けたけど一生懸命やれた」「次の大会のいい経験になった。」

 B「審判が悪いから負けた」「館長の教え方が悪いから負けた」「ついてない」


【場面その2(2回戦敗退)】

 A「1回戦勝っただけでもついていた」「負けた人の気持ちが分かった」

 B「なんで負けたんだ、相手は弱かったのに」「面白くない、今度あいつをやっつけてやる」


【場面その3(決勝戦進出)】

 A「ついていた。無意識(練習通り)に体が動いた」「負けた人の分まで頑張るぞ」

 B「俺は強いから当然だ」「決勝の相手は弱そうだ」


【場面その4(優勝)】

 A「相手は強かった、運よく勝てた。嬉しい」「道場で皆が稽古してくれたお陰だ」

 B「やっぱり俺は強い」「みんなチョロイもんだ」「どうだ俺が一番だ」



皆さんはA、Bどちら傾向の言葉をつかっているでしょうか。もちろん分かっています。

そしてさらに、『しあわせ』を加速させる方法があります。これも簡単なんです。それは自分以外の人に

「全てのいいことがいっぱい起きますように」と念ずるだけです。

 家族に、友達に、職場の人に、行き交う人に、そして、苦手な人にも、すべての人に念じてください、

すると、心が豊かになり『しあわせ』が嘘のように訪れます。そうです、長い人生は「その時どう動いてどう言葉を使うか」の連続であり、それが大切なのです。「ありがとう」「おかげさまで」「ついている」「運がいい」「はい」「しあわせだなあ」「まだまだこれから」「楽しいなあ」「うれしいなあ」「豊かだなあ」「ありがたいなあ」「大丈夫」「頑張ったね」「おめでとう」「困ったことは起こらない」「心配ないよ」「良かったね」「最高の笑顔だよ」「感謝します」「やってやれないことはない、やらずに出来るはずがない」・・・。いい言葉をいっぱい声に出して、本当に『しあわせ』になりましょう。